フィリピンの税関検査では、
- 違法なものを持ってなければ大丈夫
- 普通の旅行者には関係ない
と思っていると、予期せぬトラブルに巻き込まれる事があります。
この記事では現地に長年住む人だからこそ話せる
「税関検査で没収される?意外な物」について書いています。
友人やお客様が実際に体験したエピソードなので
「へ〜そんなこともあるんだ〜」
くらいの気持ちで読んでもらえると嬉しいです。
税関検査で没収される?意外なもの
その1:ウエディングドレス
現地の友人が、セブ島で結婚式をした時の事です。
Aさんの場合
日本のドレスショップでレンタル→郵送してもらいました。
荷物が無事にセブ島について、運送会社から電話が入ります。
「荷物が届いたので取りに来てください。関税は〇〇ペソです。」
(フィリピンは、届いた荷物を自分で取りに行くシステム)
ドレスに関税がかかることは予想もしていなかったので
- 販売目的ではない事
- 自分の結婚式で1度使用するだけな事
- これらはレンタル品で、使用後すぐに日本に送り返す事
を伝えましたが、すでに荷物は税関検査を終えて入国しています。
泣く泣く、関税を支払うことになりました。
Aさん曰く、レンタル代より送料・関税の方が高かった・・・
Bさんの場合
Bさんの結婚式はAさんの1年ほど後だったので、その反省を踏まえ
式のためにセブへ来る両親にハンドキャリーで持ってきてもらうことにしました。
しかし、Bさんのご両親は税関検査でキャリーバックを開けられ
「これは関税がかかります。〇〇ペソです」と言われました。
- 関税の対象に”ドレス”はない事
- このドレスの価値は免税の範囲内の金額である事
を伝えましたが、レシートがありません。
そのドレスがどれだけ安くても、それを証明する事ができず
税関検査の職員が見積もった価値で関税を支払うことになりました。
おそらく、レシートがあったとしても関税を請求されたと思いますが・・・。
結局、ふたりは追加関税を支払って事なきを得ました。
無事に結婚式を終える事ができて、結果オーライです。
最近は
- 海外挙式
- 前撮り写真
- 新婚旅行のついでに後撮り
流行ってますよね。
したいなと思っている方、すでに予定を立てている方も
そんなことあるん?????と思うかもしれませんが
行く予定の国がどうなのか?口コミなどでしっかりと調べておきましょう!
その2 サプライズプロポーズの結婚指輪
今回の旅行でプロポーズをしよう!と指輪を持ってきたお客様
税関で引っかて没収騒ぎになり、慌てて連絡して来られました。
その時点で、「何それ?何のために持ってきたの?」
と、すでに奥様には半分バレていましたが、税関職員には関係ありません。
仕方なく、その場でプロポーズ。
奥様のすでに使用しているアクセサリーとして認めてもらい、入国できました。
計画は台無しですが、それもいい思い出ですね。
また、その税関スタッフが事情を理解してくれたので運がよかった例です。
(もちろん、こちらからも根回ししました)
その3 銀婚式のサプライズプレゼント(エルメスバーキン)
銀婚式でエルメスのバーキンをブレゼントしようとしたお客様
高級バックなだけに、関税もすごいことになりそうだと連絡が来ました。
すぐに現金で支払える額ではなく、支払わなければ没収です。
結果的にあらゆる手を使って無理やり解決させましたが
普通はあり得ないので、高価なプレゼントは絶対に持ち込まないでくださいね。
税関検査で没収されないために
税関検査で申告しなければならないものを知っておく
フィリピンに入国する際の主な免税の範囲はこちらです
タバコ | 紙巻きたばこ400本、または葉巻50本、または刻みたばこ250gまで |
---|---|
お酒 | 2本(各1リットル以内)まで |
通貨 | フィリピンペソは5万ペソまで、外貨US$1万相当以上は申告必須 |
その他 | 海外市価の合計がUS$350までの持込品 |
これを超える範囲は関税がかかります。
支払いを拒否した場合はその品を没収、悪質であれば入国拒否や逮捕もあり得ます。
税関検査で没収されないためには
追加で関税を支払う
免税の範囲を守る事が大前提ですが
税関職員に指示された場合は、ゴネずに支払うしかありません。
ここで色々と文句を言うと、別室に連れて行かれます。
マニラ空港はそうでもないですが、セブ空港はとても厳しいです。
どうしてもサプライズがしたい時は
それでもサプライズをして相手を喜ばせたい!
思い出づくりをしたい!と思う方は、こちらを検討してください。
サプライズプロポーズの場合
プロポーズのみで、指輪は日本に帰ってから渡す
一番シンプルですね。
指輪を没収されるリスクがなく、予期せぬネタバレも起きにくいです。
ホテルに花束を手配してもらう
フィリピン人はサプライズやお祝い事が大好きなので
大抵のホテルは、花束やケーキを準備してくれます。
予算があれば、バルーンの装飾などをしてくれる場合もありますので
ホテルに直接交渉してみてください。
不安な方は、日本人スタッフの居るホテルを選ぶと良いですね。
サプライズプレゼントの場合
現地調達
あらかた目星をつけておいて、現地で購入するパターンです。
一番確実ですが、相手にバレるリスクがあります。
高価なものをプレゼントしたいなら絶対日本でしましょう。
無事にプレゼントできても、現地で盗まれたら台無しです。
ラッピングを現地でする
男性には、ちょっとハードルが高いかもしれません。
持ち込む時点でラッピングがしてあると言うことは
「これはプレゼントです」とアピールしているようなものです。
普段使っているものとして持ち込み、ホテルでラッピングしましょう。
ウエディングドレス
一か八か持ってくる
半分賭けですが、普通に持ち込めている人もたくさんいます。
セーフならおk アウトなら関税払うわ
という強者は、自己責任で挑戦を!
現地のウエディングフォト業者を利用する
いちばん確実です。
圧倒的クオリティ重視ならここです。
- 日本人カメラマン
- レンタルドレスが可愛い
- 当日キャンセル無料(雨季でも安心)
- 写真のクオリティ高すぎ
カメラマンのまゆさんのインスタは、私もフォローしてます。
まとめ
税関で没収された以外なもののお話でした!
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